悪夢

 悪夢で目が覚めた。深夜2時。そこまで深い夜でもないけど、それから夢を解釈したり、いろいろなところに思索が飛んだりして、寝付けずに深夜3時。未明から明け方へと時間帯も変わっていく。
 夢の内容はどんどん忘れていく。どうせ良い夢ではないのだから忘れた方が良いのだろう。問題はなぜこういう夢を見るのかという原因の問題なのかも知れないけれど、それとて私にはどうしようもないことが背景にあるから、この悪夢の苦しみは、ただ受けるしかないだろう。
 記述は、さまざまなことを省略している。そのとき限りの思考がそこに刻まれているから、読み返すことも基本的にはしない。作者にとって最大の苦痛は、自己の作品を自ら要約し説明することだと聞いたことがあるが、蓋し名言である。