Wi-Fi 6が気になる

 802.11n, 802.11ac...

 そういうWi-Fiバージョンの名前に別れが告げられ、Wi-Fi 5 (802.11ac)、Wi-Fi 6 (802.11ax)という新しいバージョン名になるとのことで、私としては喜ばしいニュースだ。これまでよく法則性の分からないバージョン名で、混乱するほどではないにせよ、もっとよい名前があるのではないかとは思っていた。

 さて、Wi-Fi 6では非常に高速な通信が可能になるとのことで、期待しているのだが、そのリリースは来年だ。つまり、今年までのWi-Fiは来年には時代遅れの技術になっているということだ。それだけでなく、来年には5Gが始まるかも知れない。iPhoneに5Gが対応するかも知れないのだ。

 ということは、今年のiPhoneはそれがどれだけすぐれているものであれ、買い控えをした方がよいということになる。またあらゆる情報デバイスがそうだ。Macにせよ、iPadにせよ、最小限のコストで最大限のパフォーマンスを望むのであれば、来年の通信革命を待った方が良い。

 しかし、なかなか買い換えのタイミングは革新のタイミングとは必ずしも合致しない。必要上に逼られて、ああ買おうかなと思って、買ってしまうこともある。まあいまの通信速度でも充分な領域には達しているのだから、そこまで焦ることもないのかも知れない。